048:小指の遣い途

演奏していると小指が立ってしまいます。これっていいのでしょうか。

(右下左上の場合の)右手小指は、五孔尺八を吹く上では使わない指、との認識が一般的ですが、
遣い方によっては、演奏上とても役に立つ指となります。


ところで、人間の腕の、ひじから先の部分の「中心軸」はどこにあるかご存知ですか。

てのひらの真ん中や中指が中心ではありません。
そう、何を隠そう、人間の腕の中心軸は「小指」なのです。

試しに手を前方に伸ばして、てのひらを上下にくるくる回してみると、小指を軸に回転させるときが一番自然なはずです。
小指が腕の中心軸である以上、五本の指の中で一番力をいれやすい指は小指です。

重い手提げかばんを持つとき、小指を中心に持つと疲れません。
オトシマエの対象となるのが小指なのは、以降刃物を力を込めて握れないようにするためだときいたことがあります。


この指を、演奏中ずっと宙に浮かせておくのは、もったいないと思いませんか?

試しに、五孔尺八であっても、ちょうど七孔尺八のツの補助孔があるあたりに、小指をぺとっとつけてみてください。
親指、中指とともに三点支持が完成し、一気にホールド感が安定するはずです。
但しこれにより薬指の動作が影響を受ける可能性があるので(特にツの中メリ時)、その点は適宜工夫なり、努力が必要です。


また、別の遣い方としては、小指を管の裏側に移動させることができると、
親指が疲れた時に、一瞬小指で代用して親指を休めることができます。
ほんの数秒だけでも、親指の体力回復には十分で、知っているとかなり有利なちょいテクです。是非マスターしてみてください。



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posted at 2007年02月06日 18:27 | Comment(0) | 尺八
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